ドメイン パート2

今回は、ドメインの仕組みについて少し書きます

ドメインって何のこと?

ドメイン(domain)は、インターネットの世界においては、コンピュータやネットワークを識別したりするときに用いられています。

例えば「△△△株式会社」という企業の場合、「△△△.co.jp」というドメインを取得し、インターネットに接続するコンピュータにそのドメインを設定して、企業を紹介するホームページを公開したり、従業員のメールアドレスを作成し利用することができます。

メールアドレスやホームページのアドレスのドメインだけ見れば、どの企業に属している人なのか、あるいはどのサービスを紹介するWebサイトなのかなどが、おおよそ分かるようになります。

ドメインは、世界中にふたつと同じものはありません。インターネット上の「住所」を示しているわけですから、ドメインが重複すると、コンピュータやネットワークを特定できなくなってしまいます。

英語の大文字と小文字は区別しないのが原則です。つまり、同じ文字列となるドメインが、大文字で記されていても、小文字で記されていても、これらは同じドメインとなります。

インターネットに接続する、あるいは社内ネットワークに参加するなどのときに「IPアドレス」をそれぞれの端末(PCやプリンターなど)に割り当てます。ドメインは、この「IPアドレス」を異なる形で言い表したものになります。

「IPアドレス」は「192.168.0.1」などの決められた配列の数字が組み合わさって示されます。これがインターネットに接続する世界中のコンピュータに割り当てられているのです。IPアドレスが重複するとコンピュータも重複してしまうので、IPアドレスに同じものはありません。

IPアドレスは数字だけを組み合わせて示されているので、人が識別するのが難しくなりがちです。そこでIPアドレスを「○○○.com」や「△△△.or.jp」というドメインを含んだ文字列に置き換えて利用しているのです。ドメインは、コンピュータを識別するためのIPアドレスを、分かりやすく運用できるようにと考えられた仕組みなのです。

次回はさらにドメイン名に関しての話題を