前の記事では、ホスティングサービスが何を指すのか紹介しましたが、今回は、ホスティングサービスでは何に気を付けるべきかのポイントを紹介していきます。
その前に、ウエブでのプレゼンスを求めるにあたっての目的を明確にしておく必要があります。
- 会社の紹介をしたい
- ブログを書きたい
- ネットショップを開きたい
- コミュニティーの場所を作りたい
等、色々な目的があると思います。どのような目的があっても、共通して重要なポイントがあります
1.サポートはどのように受けられるのか?
これが重要ですね。しかし、今の世の中、そんなにトラブる事は昔に比べて減ったとは言え、皆無ではありません。なんでぇ~、と言うトラブルって、結構起きたりします。それも、油断しているときに限って(マーフィの法則ですね)。
ここで、理解しておくことがあります。電話等で、対応してくれるサービスはありますが、24/7/365(つまり、常時電話対応してくれるサービスはフルサービスプロバイダーと言いますが、めっちゃ高いです。オンラインショップで、大量の顧客と、ものすごい売上高がない限り、はっきり言って、ペイしません。だいたいどこのサーバーを使っても、サービスのアップタイムって99%をはるかに超えていますから、万が一のための投資が正当化できるビジネスじゃなければ、通常は、お勧めしませんし、BNSを使う必要もないです(笑)。まあ、これもお勧めしませんが、もう一つの方法は、自前でサーバーを建てて、管理者も常駐させると言う方法。これも、中小以下の企業じゃ現実的じゃないでしょう。
じゃあ、どうするんだと思っているでしょうけど、通常はメール、あるいはチケット方式で、トラブルを管理者に知らせる、と言うのが普通です。あとは、多少高くなりますが、マネージドサービスのサーバーを使うという選択になります。
サーバーのサービスのレベルの話はまた別にお話しします。通常は、テクサポートに連絡して24時間以内に対応と言うのが普通です。この辺を理解していただくのが結構ハードルが高いです。当然、しょっちゅう落ちたらアウトですが、たまに、落ちた時の対応と言うのが結構難しいんです。
2.バックアップはどうしている?
実は、私、レンタルサーバー歴25年以上ありますが、今までに一度もバックアップからリストアした経験がありません。さらに言うと、普通のパソコンでも、もう40年以上になりますが、一度もバックアップから復活した経験がありません。
バックアップを取らないわけじゃないですよ。特に、サーバーに関して言えば、お金払って(今は普通にバックアップは有償サービスになります)バックアップ取っていますが、サーバーが壊れた経験はありません。まあ、単にラッキーなだけかもしれませんが、普通はそこまで破壊されることはないと言うのが現実でしょう。ちなみに、物理的に、サーバーが壊れた場合、別のサイトにバックを取っていないと、一緒に死にます。別サイトのバックアップはさらに高額になります(笑)
保険だと思っているので、バックアップは取ってはいますが、プロバイダ任せです(中には、最初から別サイトに取っているところもありますから)。作り直すのがめんどくさいWordPressや昔は素のHTMLやCGIなどのスクリプトは自分で、ローカル(自分のパソコン)にコピーは必ず持っているので、再アップすれば復活できます(まあ、バックアップ間のデータは消えますが)。
システムはプロバイダに任せる、メールは読んでない方が悪い、サイト(今ならWordPress等)は自分でコピーをもっておく、ですね。しかし、バックアップを金をケチって取らないと、きっとマーフィの法則が発動すると思います。(笑)
長くなったので、目的別に気を付けるべきポイントは次の記事で紹介します。