ホスティングサービスのベースになるサーバーを自前で用意する方はたぶんここには来ないと思うので、ここでは借りる事を前提にしたお話をさせていただきます。
所謂レンタルサーバーですが、大きく3種類のレンタルサーバーに分けられます
1.専用サーバー(Dedicated Server)
2.仮想専用サーバー(VPS)
3.共用サーバー(Shared Server)
1.専用サーバー
読んだとおり、1台のサーバーと呼ばれるパソコンがすべて、一人の顧客のために用意されているサーバーで、通常、CPU、メモリー容量、ストレージ容量、通信速度(ローカルLANの事)、LANカードの数等が、ほぼ全部カスタムメードできるサーバーです。当然、性能も自分で決められますし、管理も委託かリモートで自分で自由にできます。他のサーバーとの干渉が一切無いために、使用制限も通常ありません。しかし、一台のサーバーを新品で買うのと同じ事なので、費用も掛かりますし、故障した場合もある程度自分の責任での修理となります。
2.VPSサーバー
BNSでは、基本的にこのタイプのサーバーでのサービスの提供になります。一応、1台のサーバー上に複数のサーバーが共存する形ですが、ソフトウエアで、他のサーバーから独立しているように動きます。なので、仮想プライベートサーバーと呼ばれているのです。
大きいところでは、仮想領域内は独立したサーバーとして扱われるために、サーバーOSが自分で選択できることが大きいです。そして、サーバーのリソースもある程度独立していますので、メモリ容量、通信速度、LANカードの数(制限はある場合が多いですが)等を設定できます。
3.共用サーバー
通常レンタルサーバーと言うと、このタイプのものを指すことが多いです。同じサーバーの上に、複数のアカウント(顧客)が存在して、サーバーのリソースを共有しているので、共用サーバーと呼ばれています。すべてのアカウントが同じIPをシェアするので、通信は同時におこなわれずに、微妙に順番待ちとなります(体感できませんが)。なので、同じサーバー上に存在するアカウント数が多くなれば、必然的に遅くなります。メモリもシェアですので、当然遅くなります。また、外レージもシェアですので、同時にアクセスすれば、当然遅くなります。さらに、自分のアカウント上でも、複数のドメインが存在する場合が多いので、さらに通信速度はボトルネックになります。トラフィック量も、必ずではありませんが、高くない場合が多いです。
では何を基準に選ぶのか?ですが
先ず費用の問題
専用サーバー>>VPS>共用サーバー
です。専用サーバーは自由度も高く、パフォーマンスも高くできますが、むっちゃ金がかかります。
専用サーバーを正当化するためには相当規模のビジネスが必要になります
サーバーの性能は、基本的にCPUの性能もだけど、メモリ容量にかかっています。
特に最近のスクリプトが多いウエブサイトは(WordPressのようなCMS系は特に)スクリプト処理が命
なので、Sharedはその構造から、スクリプトヘビーなサイトは動きが悪くなる可能性が高いです。
なので、少し値段は高いですが、リソースが占有できるVPSがベストチョイスになります
と言う事で、BNSではVPSサーバーでサービスを提供していますが、当然、Sharedでも提供可能です。
先ずは、何を目指すのか、ご相談ください